数百年前、闇は一人の英雄によって払われ、その子孫が長らく王国を統治してきた。
しかし最果ての地で、密かにオークの軍勢が再び進撃を開始する。
大陸の遥か南、人が栄華を極める王都を目指して…。

●教会のシスター編
「わ、私を差し上げます!その代わり、この子達の命は…」

戦争で親を失った少年少女たちを養う教会の、
新米修道女であるシスター・エミリア。
聖域をも犯そうとするオーク達…このままでは少年少女たちが殺されてしまう。
絶望の中彼女が決断したのは、オークたちに我が身を差し出すことだった…。

●姫と女騎士編
王国の皇女シャルロッテ・ルアナ・オリヴェート。
そして、彼女に使える忠実な近衛騎士ナターリア。
最前線で孤軍奮闘するナターリアは、シャルロッテ姫を逃がすため奮闘していた。
しかし長い戦いの末、ナターリアはついに膝をつきその手はオークによって
拘束される…。
心までは屈しない…覚悟を決めたナターリアだったが…?